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by kokusaitekisaa
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質実剛健ってよくばりだと思った。文武両道みたいな

高校生まで書道をやっていました。akkieです
といっても大して上手いわけじゃないですけどね
ただ効率の良い文字の省略はマスターしました
ノートを取っていて、急に丁寧に書いてみることありますよね?
でも丁寧に書いても下手な文字があるんです
なんて言うか、苦手な文字っていうんでしょうか
それは「」という漢字です
どうしても「斤」の字が不細工になってしまうんですよ
上手に斤が書ければ、どうしても大きめになってしまいます
すると貝を書くスペースがなくなっちゃう
だからと言って斤を小さく書こうとすれば貝がダメになる

でもオレは気付きました!この字を近くで見てみてください
整ってるはずのワープロでさえバランスが悪いです
はみ出してる印象を与えませんか
つまり上手く書けないのはオレの腕ではなく文字が悪いんです


さて、今週は哲学週間ってことで久しぶりに岩波文庫を読んでしまいました
ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』岩波文庫
書いたのはフリードリッヒ・ニーチェ、ドイツ人ですね
ネットサーフしてたら、ニーチェ格言集というページを見つけました
こういうページはいいですね
名言集って好きです

実際に読んだことはなくても多分あなたも知ってる言葉
神は死んだ」はこの本が出典です
この本、結構笑える場面があったりして面白いです
紹介するのには北斗の拳を例えに使うと分かりやすいかもしれません
えー、それからMY解釈なので気をつけてください




ちなみにツァラトゥストラとはゾロアスターのドイツ語読みです
けど、ゾロアスター教とは関係ないそうですよ
だいたいどんな宗教か知らないですし
これを知ったのは上巻の後書きにあったからでした
それまではゾロアスター教の創始者の言行録だと思って読んでいました
だけど聖人にしては好き嫌いが激しいなと思っていましたよ
愚者は嫌いだから寄るなとか言ってるんですよ、コイツ
そういうのを率先して助けるんだろ、みたいな!
こんなヤツが大勢の前で演説するんですよ
コミカルで想像しただけで笑ってしまいましたよ

神が死んでしまい、人々の心の拠り所がなくなってしまった
これから来るのは暗黒の時代なのかもしれん。不安だ・・・
ところで北斗の拳は核戦争後の世界が舞台です
そこでは暴力=法律で弱者は虐げられるだけの存在になっています
つまり神は死んでいるのです!(強引
ほら、似てるでしょ?

『ツァラトゥストラ』でツァラトゥストラは超人を探しています
超人とは、神亡き後の心の拠り所ですね
北斗でいえばラオウでしょうか
つまりツァラトゥストラ自身は世界が救えるとは思っていません
とにかくカリスマを探しているわけです
ラオウを探しているのですよ

しかし超人が出てくるまでは偽物が愚者を扇動したりします
北斗で言えばアミバ様なんかが代表格でしょうか
オレは天才だ!は割と名言
そんな奴らに騙されないようにとツァラトゥストラは注意を喚起します
ラオウが出てきた時に人々が安心してついていけるように準備をしているのです

けど見つかんねぇ、ってのが上巻の話です


下巻ではツァラトゥストラ自身が話の中心になります
まるでアニメ版エヴァンゲリオンの終盤です
読者おいてけぼり
とにかく自分探しが始まっちゃうんですよ
上巻では世界を皮肉っていたのが、影も形もなく消えてしまいます
なんだかよく分からないままに彼は、
「オレってケンシロウだったのでは?」ということに気付いてしまいます
つまりオレが救世主やってもいいんじゃないと考えるわけです
上手い具合に信者もいるみたいだしね
そして大円団

これだけ読むと訳がわかりませんね
北斗の拳で例えたのはまずかったかもしれません
ケンシロウvsラオウはもちろんありませんし
けど「神は死んだ」を見た時に真っ先に浮かんだんですよ


ニーチェと言えば昔の人ってイメージがあります
ていうか哲学者って職業が現代的じゃないような気がします
けど、この人の没年は1900年なんですね
まだ最近の人だといってもいいでしょう

意外とわかい、哲学の歴史?
by kokusaitekisaa | 2005-05-19 21:19 | akkie(木)